第一回まんがの描き方教室 「昭和漫画館 青虫」さん2015年9月27日

福島県南会津只見の
「昭和漫画館青虫」さんにて
「第一回まんがの描き方教室」が開かれました。

昭和漫画館青虫さん、よろしくね!2 昭和漫画館青虫さん、よろしくね!

昭和漫画館青虫さんホームページ http://www16.plala.or.jp/aomusi-0064/
フェイスブック https://www.facebook.com/ShowaMangaKan.AOMUSHI/
只見町観光まちづくり協会さhttp://www.tadami-net.com/

かねてから、名だたるまんが研究者、評論家、ファン、そして漫画家の皆様等々が、
合宿ツアーを組んでも訪れられます、
日本有数の漫画博物館兼図書館
(博物館におさめられそうなご蔵書も開架式で閲覧可!)昭和漫画館青虫さん

昭和漫画館青虫さん、来春は10周年!

子供の頃から大好きで御作を愛読させて頂いております、
崇敬の大偉人にして青虫さんを度々ご訪問されました、
みなもと太郎先生よりから此度のお話を頂き、
「ひえーっ!?ハワワ、じ、自分めなんぞ…でよろしいので御座いましょうか?」と、
もったいなさと恐縮にザリガニ的方向にとびはねつつも、
高野さんにお受け入れ頂け、務めさせて頂くこととあいなりました。

只見線

鉄道ファンの皆さんのあこがれの絶景の秘境をゆく只見線の
車窓から家人(オヤジ)の実家が見える、庭から手をふれるという、また、
父の郷里が福島であり、先祖にさかのぼると、
さらにさらにご縁の深い地、只見でのまんが教室、
とても嬉しい機会でした。
ご開催くださいました皆様、お集まりくださいました皆様、

本当にどうもありがとう御座います。

「授業内容」、概要をここにまとめさせて頂きます。

*********「第一回まんがの描き方教室」****************************(追加執筆中)

◎ 「まんがを描く」とは?

コンピュータを使ってまんがを描いたり、
ネットで発表ができたりする時代のおとずれとともに、
「まんがを描く」方法に、大きな広がりが生まれました。

○コンピュータ到来以前 まんがを描く=印刷のできる原稿を作ること

「まんが入門」や漫画家をめざす投稿のコーナー等で紹介されている
「まんがの描き方」は、墨汁やインクを使い、白と黒でできた、
印刷に適した原稿を作る方法や技術でした。
(拙作『電波オデッセイ』他の原稿原画を例示)

○コンピュータ到来後

「まんが」として成立し、読者に届けられる方法が、
「印刷用原稿を作る」の他にもたくさん増えました。

例:ほしよりこ先生『きょうの猫村さん』(エンピツ描き原稿 スキャナーによるとりこみ)

まんがの力05 (マガジンハウス刊)http://goo.gl/G5KWnr

タブレットを使って、指で「まんが」を描き、読んでもらうことも可能になりました。
またコミックスタジオ等、まんがを書くためのソフトも生まれ、
以前は、練習して身につけ、画面に描き入れていた背景や効果線などを
コンピューターは使って、張り付けるように 画面に組み込むこともできるようになりました。

「まんが」をかたちにする方法が、様々増えて行く中で、
「まんがを描く」ために大切なこと、欠かせないものは何か、考えました。

◎「伝えたいこと」「伝わること」

描きたいこと 言いたいこと、伝えたいことがある、
ということが大切だと思います。

それは 「今のこの世界に向けて、どうにか伝えたい熱いメッセージ!」といったものももちろん
「ねえねえ、すごく面白いこと思いついたんだけど!」や
「こんな楽しいことがあったよ」
不思議なこと、おかしなこと、
誰かに、人に、伝えたい、渡したいと思ったものを、見えるかたちにする。
それを受け止めてもらえる=(ことすなわち)「伝わる」。

「まんがを描く」(たくさんの在り方や意味をはらむ言葉ですが)ということを、ここでは
「伝えたいこと」を「伝わる」ように「まんが」のかたちにする。ことであると定義して
「描き方」を考えてみます。

◎「まんがで伝える」とは?

まんがは、「伝える」にあたり、とても力のある方法、手段です。
まるで魔法のような力を持つものだと思います。

言葉なしでも受け止められ、特定の印象を起こさせる視覚的な
記号や符号、絵で表し得るありとあらゆるものを使い、
人間が共通して心に持っている受容可能性、喚起する能力に
働きかけ、「意図したもの」を読み手の心の中に送り、再生させます、言葉で言うと???!;;ですが

例えば

下の図の顔は、それぞれどんな気持ちに見えますか。

伝える01 単純な表現でも「ある感情」が伝わります。

さらに、少しの描き足しで、違った気持ちの表情に見えてきます。

伝える02

背景や、位置、配置で、伝えるものを強めたり、微妙なニュアンスを加えたり出来ます。

さらにそこに言葉による伝達の補強がまんがでは許されます。

高い技術、技能のもとにかたちになったまんがは、
人間の心深くに伝わり、様々な心の動きを発生させる力を持ちます。

※私見脱線1※****************************************

まんがは、人の心に働きかける強い力をもつことが可能です。そして、
昨今の世界のようすや出来事を見聞きして殊考えますに、
まんがは人と人とを分断することに用いてはならないものだと思います。

まんが風なかたちをしていても、もし、特定の人々を貶め、
ある人々に怒りや嫌悪を生じさせるなら、それは
「まんが」として成立していないのではないでしょうか。

笑われた相手さえも「人間であるがゆえに、人間て仕方ないね」と笑ってしまう、
ような「まんが」がすてき、と思って夢みています。

日本ではぐくまれ、隆盛の中にある「まんが」とは、
人間同士の分断の集積果てに起こる「戦争」によって抑圧され、
「戦争」の終結とともによみがえったもの。戦争の状況の対極にあるものと考えます。

参考→「戦争が終ってオタクは生まれた」 http://wp.me/P3JttX-s
(台湾講義論旨2014年1月18日台南 崑山科技大学さんにて)

人間であること、に含まれている心の底に共通してあるものに、まんがは
働きかけ、分断を埋めてゆく、やわらげ、無くしてゆ力をもつものなのではないでしょうか。

まんがのもつすてきな魔法のような力の実例として、
上田トシ子先生が記録されたエピソードがあります。

まんがの力01

『ボクの満州-漫画家達の敗戦体験-』(亜紀書房)http://goo.gl/DmhBYR
上田としこ先生が実際に体験された「ハルビン街頭でのハンカチ売り」のエピソード
ちょうど『フイチン再見!』(村上もとか先生 小学館刊)http://goo.gl/OiqeWk
第5巻でまんがとなって収録されています。
まんが好きとして、とても心ふるえる大好きなエピソードですので、
ぜひ、まんがや上田先生のご記録をとおして受け止めて頂きたく、
要旨はリンクで資料として別ページに添えておきます。ぜひ原典をご参照ください。
http://wp.me/P3JttX-1J

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◎そんなわけで、まんがを描いて、伝えてみましょう!

○「まんがを読める」「まんがから何かを受け取れる」=「まんがを描くことが可能である」

この、美しい自然に囲まれた只見の地で、
秋の、もう、野山にどこまでもでかけてゆきたいような心地よい日曜日の今日、
ここ、青虫さんのこのまんが教室にお越しくださった皆さんは、
きっと今までに「まんが」から、
大きな感動や、楽しさ、ワクワク、励まし、やる気勇気等、
とても良いもの、大切に思えるものを受け止められたのだと思います。

「まんがから、何かを受け止める力、能力がある」ということこそが、
例えば、日本語を聞いてわかる人が、
話そうとすればきっと日本語を話せるであろう、というふうに
「まんがを描くことができる」力、可能性をもっている。ということだと思います。

実践☆「伝えたいこと」をまんがで描いてみましょう!それを皆さんで「読んで」みましょう。

皆さんの「心の中にあるもの」を、まんがのかたちで紙に描いてみてください。
そして、そのそれぞれを皆さんで「読んで」みましょう。

「大間違いな読みをしたりして、悲しい思いをさせてしまったらどうしよう…」の心配をよそに、
さすが青虫さんに集結されたまんが大好きな皆さん!一目瞭然、楽しい、傑作な、感激の「まんが」を
描いてくださいました!

***実践「伝えたいこと」作品展示室→(準備中)

「まんがプロフィール」に描いてくださった「あなた」から、
そのまんま、お呼びするお名前を付けさせて頂きます。

実践☆言葉を使わず、「自分」をまんがで伝えてみましょう

「あなた」をまんがのかたちにしてみましょう。

言葉の伝わらない世界で外見だけではわからない「あなた」を
まんがのかたちにして伝えるつもりで、描いてみてください。

***実践「まんがプロフィール」作品展示室→(準備中)

素晴らしい御作を本当にどうもありがとう御座います!

まんがの描き方教室、どうもありがとう御座います!

◎まんがや、様々な作品からの感動が描く力に

まんがを描く力は、まんがを読んで得られた感動や衝撃にくっついて
知らない間に皆さんに取り込まれ、その御身にそなわっています。

第一回まんがの描き方教室

「素晴らしい作品ふれること、出会うこと」を
描き方を身につけてゆく一つの、とても楽しくかつ大切な
秘訣、方法、としてお伝えできましたでしょうか。

昭和漫画館青虫さんは、
博物館のガラスケースに展示されるような作品が、
開架式で読むことができる、日本でも有数の、ということは世界でも有数の
貴重なコレクションであり、宝庫であり、「まんが」の夢空間です。
どうか、只見の皆さんにとって、
青虫さんが「素晴らしいまんが」との出会いの場になりますように。

御縁ある只見の地に青虫さんが在り、
不肖未熟の身ながら教室にお呼び頂けましたこと嬉しく、
「まんがとは」を今までの歩みを省みつつ、深く考えてみます機会となり、
自身の学びとさせて頂きました。

「まんがまんが!」な熱さばかりが空転致しますような講義、
おつきあいくださいまして恐縮恭悦感謝至極、
また、当ページをご高覧くださり本当にどうもありがとう御座います。

永野のりこ

(追加執筆中項目)

◎伝えるにふさわしい絵について

※私見脱線※****************************************

2、「まんが」が害とみなされた時代を、まんが大好き子どもとして生きた!衝撃の記憶

3、『ゲゲゲの女房』の朝ドラマがもたらした、亡き母と「まんがを描くこと」との和解

来春の、昭和漫画館青虫さんのご開館と、
只見にての設立10周年のお祝い年に向け、WEBまんが館、
構築致して参ります!どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。

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